ナマコ廃棄物の有効利用

製品を造る過程で出てくる廃棄物でありながら、その後の研究で新たなものに利用できるというものがあります。

カニ殻は人工靭帯やグルコサミンなどに利用されたり、貝殻は石灰などに使われ、焼却灰を活用したレンガというものもあります。

海に住む生物のナマコも、加工される際に捨てられていた煮汁や内臓から機能性成分が抽出され、水虫菌を抑える靴下や保湿石鹸、化粧水などへの開発が青森市で進められていると言います。

青森県のナマコの漁獲量は北海道についで2位であり、ナマコの煮汁から抽出されるというサポニンには、抗菌、抗ガン、水虫菌の抑制作用があるといい、内蔵に含まれるカロテノイドには抗酸化作用があり、肥満抑制の実験もなされているといいます。

某乾燥ナマコ製造業者では、年間300tの煮汁と、30tの内蔵を廃棄処分していたといいますが、廃棄物のなかから有効成分を抽出できる技術開発をし、二次的な販売が可能になってきているようです。

生物から頂いた命でもあり、無駄なく使い尽くすことが大切なのだと思います。